1年生は10月21日(水)、29日(木)および11月4日(水)にE S D探究の取り組みとして、輪読・ロジカルライティングを実施しました。同じ文章を数人で読み、内容について考え、話し合うことによって、多角的な視点を学んだり、自分の主張を論理的に構成し文章化したりする活動です。
初回は、事前に提示した5テーマのうち同じものを選んだ生徒がテーマ毎に集まって文章を読み、意見交換を行いました。その後、自分の考えを整理し、文章化するために「どのような構成で書けば論拠を示すことができるか」を形にした「ロジカルライティングシート」を利用して、論文の骨子を作成しました。
2回目は各自で文章を書く時間です。しっかりとした論拠を述べるように文章を書くことは難しく、時間内に書き上げようと集中して取り組みました。
最終回は、前回までとは違う班員でお互いの文章を読み合い、評価基準に基づいて相互評価を行いました。教室は静まりかえり、生徒たちは黙々と文章を読み続けていました。リフレクションシートには「同級生が書いた文章を読むという経験が初めてだったので、意外と面白かった。」「同じ論文を読んでも感じることは人それぞれで驚いた。視野を広げるために、もっとたくさんのことを学ぶ必要があると感じた。」という意見もありました。
同じテーマに対して、自分とは異なる考えをもつ人の論文を評価する活動を通して、新たな気づきもあったようです。
