校長挨拶
令和5年4月3日 校長 太田 亨
本校は、昭和39年4月に第1期生が入学して以来、「進取 明朗 端正」の校訓の元、広く社会への貢献を志す有為な人材の育成に努めてまいりました。卒業生も2万4千名を超え、今年創立60周年を迎えます。
平成7年度に「ドリカムプラン」をスタートし、キャリア教育のパイオニアとしてさまざまな取組に着手しました。「ドリカムプラン」に基づく教育活動は、「自分の人生を何に使うかを見つける」という本校の教育の根幹を支える柱となっています。
平成22年度からは、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、将来国際的に活躍しうる科学技術人材の育成を図るため、先進的な理数系教育を行っています。
平成26年度までの第1期5年間は、環境やエネルギーなどを中心とした持続可能な社会の実現に向けた取組みについての研究を行い、平成27年度から令和元年度までの第2期5年間では、高度な課題解決能力と課題解決に向けた実践力を身につけた人材の育成を目指した取組みを行いました。令和2年度から令和6年度までの第3期5年間の指定を受け、データ駆動型社会を支える科学技術人材の育成を目指した取組みを行っているところです。
理数コースの「理数ゼミ」や理数コース以外の全クラスで実施する「ESD探究」など、スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け推進してきた先進的な教育は、本校の教育活動の大きな特色の一つであり、急速に変容する社会において必要とされる力の育成を目指しています。上記以外にも、「即興型英語ディベート」の導入など、生徒が主体となった様々な活動を学校全体で行っています。
学びを深めることに加え、学校行事、部活動、生徒会活動、校内外の様々な催事への参加など、生徒の活躍の場を可能な限り用意し、失敗を恐れず積極的にチャレンジする気概を持った生徒が育つよう、学校をあげて取り組んでいます。
今年は創立60周年を迎え、例年にない行事と事業を予定しています。記念式典では、スーパーサイエンスハイスクールとしての研究発表、生徒会による発表、和太鼓部、吹奏楽部、書道部の活動の披露を予定しています。「学校ICT環境設備拡充事業」では、通信環境等の強化が図られ、県教育委員会により配備された一人一台端末の活用が一層進み、本校の掲げる「学びの質の向上」が大きく進展します。
これからも、地域の皆様の信頼と期待に応え、在校生とその保護者や同窓会の皆様が誇れる学校づくりに努めてまいります。
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