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 卒業式

平成29年度  福岡県立城南高等学校  第52回卒業証書授与式


第52期生 学年団(正・副担任、学年所属職員)

  

校長式辞



                      
 遠く背振・金山の山並みにも、若々しき春の気配が満ちゆく今日の佳き日、福岡県教育委員会をはじめ多数の御来賓、そして保護者の皆様の御臨席を賜り、ここに福岡県立城南高等学校第五十二回卒業証書授与式が、かくも盛大に挙行できますことを、卒業生はもとより、在校生、職員一同、心より御礼申し上げます。ただ今、三百九十九名の卒業生に対しまして、本校における学業を成就したことの証(あかし)として、栄(は)えある卒業証書を授与致しました。
 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。本校を代表して、心から祝福の意を表します。また、保護者の皆様、本日はお子様の御卒業、誠におめでとうございます。衷心よりお喜び申し上げますとともに、入学以来三ヶ年に亘り、本校の教育活動に深い御理解と、心強い御支援を賜りましたことに、謹んでお礼を申し上げます。誠に有り難うございました。
 卒業生の皆さんは、「進取」「明朗」「端正」の校訓のもと、本校の特色ある学習活動を通して、積極的に、そして、主体的に自己の啓発に努め、これからの新しい時代において活躍できる人材たらんことを目指し、三年間の教育課程を無事修了されました。
 また、皆さんは創立五十四年目を迎える福岡の名門、地域の誉れと讃えられるこの城南高等学校の最高学年として、その名に恥じぬ成果を上げ、その責務を見事に全うすることができました。本当におめでとうございます。
 さて、本日晴れの日を迎えられた皆さんの胸中には、三年間の学校生活の一つ一つの場面が、様々な思いをもって蘇っていることでしょう。毎日懸命に集中して取り組んだ授業と課外、どんなに寒い日も廊下の自習用の机で寸暇を惜しんで勉強したこと、仲間とともに切磋琢磨し、互いに高め合った部活動や生徒会活動、全校が一つになった体育大会や城南祭、更には修学旅行や課題研究の発表会など、かつて、ある卒業生が「高校時代にやり残した事は無い」と断言したその言葉通りに、皆さんもまた、充実した三年間を送られたことと思います。その実績とその中での数多くの出会いや経験は、皆さんにとって、かけがえのない財産であるはずです。今、皆さんは、この城南高等学校において、充実した三年間を過ごした卒業生として、各自の未来に向かって飛び立とうとしています。皆さんの門出を祝うとともに、皆さんのこれからの発展を祈念し、餞(はなむけ)として三つのことを申し上げたいと思います。
 まずはじめに、日常の一つ一つの人との出会いを大切にすることです。
 茶道の世界に「一期一会」という言葉があります。これは、茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生涯に一度の出会いであるということを十分に理解し、亭主・客の双方が互いに誠意を尽くす心構えを意味しています。一期とは私たちの生涯、一会とはただ一度の出会い、つまりそれぞれの出会いは、一生涯でたった一度の出会いであるという考え方です。普段私たちは、同じ人に何度も出会っていますが、良く良く考えてみると、その時々の出会いは一度だけで、その機会が再び戻ってくることはありません。何度出会いを重ねても、やはり毎回一期一会であります。従って、一期一会は出会った時が別れの時となります。そのように人との出会いをかけがえのないものと考えると、人との関わり方も自分の生き方も変わってくるのではないでしょうか。
 皆さんがこれから経験する出会いを、この一期一会の心で本当に大切にするなら、その出会いは皆さんにとって素晴らしい縁(えにし)となって、皆さんを成長させ、皆さんの人生の可能性を拡げる契機となるでしょう。どのような人物にも必ず良さがあり、その「人となり」やその人の話には必ず学ぶべき点があります。「我(われ)以(い)外(がい)皆(みな)我(わが)師(し)」人間は、他者との関係性の中でこそ、己を高め、成長できる存在であります。この城南高等学校での友人や先生方との出会いも含めて、これから皆さんが巡り会う一つ一つの出会いを一期一会の心で大切にして欲しいと思います。
 二つ目に、主体的・能動的に世界と向き合い、自分の頭でしっかりと考えることです。
 二十一世紀の前半が、かつてなかった様な勢いで進行しようとしています。急速な技術革新に後押しされて、グローバル化の波は私たちの生活の隅々にまで及ぼうとしています。国際情勢は刻々と変化し、様々な社会問題も複雑化・重層化の様相を呈しています。私たちは「誰も考えたことがないことを考えなければならない」という、新しい時代の最中(さなか)にいます。我が国が今後とも活力ある社会を維持し、世界に積極的に貢献していけるためには、科学、技術、文化のいずれの分野においても独創性や個性とそれを発揮するための創造的な思考力が重要であります。教えられたことを教えられた方法でのみ理解していても、その知識は、実際の世界ではほとんど役に立ちません。学んだ知識を実際の議論や実践の中で活用することを通じて初めて知識の質が向上し、新たな知恵となり、誰にも真似できないような自分だけの独創性・個性となっていきます。独創性や個性を生み出すとは、何か特別なことをするのではなく、問題や課題に対して、常に「自分で考えること」を習慣づけること、決して「考える」ことから逃げないことです。自分で考えると他人と違う考えになることが多くなり、個性が出てきます。豊かで創造的な発想が生まれます。
 皆さんはこれから、大学などで多くのことを学ぶことになりますが、そこで大切なのは、「知識の量」を主とするのではなく、それがどれだけ自分で徹底して考えたり、人と真剣に議論して質を高めた知識であるかということ、即ち「知識の質」を重視することであります。これから皆さんが経験する学びにおいても、そうやって「自分で考えること」に徹底してこだわって欲しいと思います。
 そして最後に、皆さんに贈る言葉、それは「様々な社会問題に対して関心が持てる大人になって欲しい」ということです。今の世の中には様々な問題があり、その中には深刻な社会問題となっているものも少なくありません。例えば、昨年七月の九州北部豪雨災害では、被災された方々の生活再建の問題等が、様々な状況を孕むが故に、まだまだ道半ばであります。またそれ以外にも、私たちの周囲には、認知症の増加など高齢者の方々に関わる問題や児童虐待など子どもの問題の深刻化、障害がある人たちの社会参加の問題など枚挙にいとまがありません。これらの問題は近年益々深刻化して複雑化し、私たちの社会の大きな課題となっています。これらの課題が解決されるためには、少しでも多くの人々、特に皆さんのような若い人たちが関心を持つことが大変重要であります。
 皆さんには、そういった社会的な課題に常に関心を持ち、その解決を目指す取組に積極的に関与できる、そして、いわゆる「社会的弱者」や「困っている人々」に支援の手を差し伸べることができる「心ある社会人」になって欲しいと思います。
 さて、御臨席頂きました保護者の皆様に改めてお祝いとお礼を述べさせて頂きます。
 お子様のこの三年間は、変化と成長が最も激しい時期であり、保護者の皆様の御労苦も並々ならぬものがあったことと拝察いたします。それだけに、本日のお喜びは、ひとしおのことと存じます。心よりお祝いを申し上げます。また、お子様の在学中には、本校の教育活動の充実・発展のため、物心両面にわたり、多大なる御理解と御支援を賜りました。本当に有難うございました。この場をお借り致しまして心から感謝申し上げます。
 さて、卒業生の皆さん、いよいよ出発の時です。皆さんの未来は皆さん自身が創ります。 自分の夢にこそ誇りを、そして充実した人生を送って下さい。城南は永遠(とは)に皆さんを応援するでしょう。「桜ばな いのちいっぱいに咲くからに 命をかけて わが眺めたり」
 皆さんの未来に、熱と光のあらんことを祈念し、式辞とします。

 

                                                平成三十年三月一日       
                                                    福岡県立城南高等学校長   
                                                             鎌 田 哲 郎 

 

 卒業証書授与 

在校生代表送辞


 




卒業生代表答辞

卒業記念品目録贈呈 




 

  

 

各クラス最後のホームルームの様子

 
 

 


 


 


 

 

   

   

   

   
























 

 

 

 



 


 


 


 

 


 


 

 

 


 

     
     


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