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 校長挨拶

 

校長挨拶

                              



「始業式、語る」

 

 

    この平成30年4月、福岡県立城南高等学校第24代校長として着任いたしました和田美千代です。昭和61年4月から平成15年3月まで教諭として、平成20、21年度は教頭として、計20年間本校に勤務しましたので、今年度は城南高校21年目となります。城南高校は教師としての私を育ててくれた学校です。全力で恩返しをしたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 校長としての初仕事である平成30年度始業式式辞を紹介させていただき、着任の挨拶といたします。

 

          始業式式辞「先駆ける城南」


 今年も城南挨拶通りの桜が美しく咲き、新年度がはじまりました。
 2、3年生の皆さん、まずはこうして城南高校の体育館に元気に集える幸せに感謝したいと思います。
 新学期にひとつ上の学年になり、新しい先生方やクラスの友達と出会う、当たり前のことのようですが、すでにそのこと自体が奇跡とも言うべきものです。
 人は出会うべき時に、出会うべき人と出会う、一瞬遅すぎもせず、早すぎもせず。森信三先生の言葉です。新年度の出会いを大切にしてほしいと思います。
 さて、ここからは少し英語でスピーチします。私は教科は国語です。58歳です。海外生活の経験も全くありません。でも、教師として、グローバル社会の中で、多様な人々と協働するということを生徒に言うからには、まず私自身がチャレンジします。これを、漢文では「隗より始めよ」といいます。
 ブロークン・ジャパニーズ・イングリッシュで話すのは恥ずかしい。我ながらどうしてこんな自分で自分の首をしめるようなことを考えついたのだろうと思いますが、正確な発音よりも伝えたいメッセージの方がはるかに大事。そのメッセージをしっかり受け止めてください。
 その受け止め方ですが、私の英語スピーチの要約を、この後、どなたか日本語で言ってもらいます。
 先に言っておきますが、正解である必要はありません。自分で考えて判断し表現することに意味があります。誰にお願いするかわかりません、今日が6日だからといって出席番号の6番が当たるわけではありません。一回しか言いません。皆さん、全身で聞いてください。


I had a dream. That dream was to become the principal of Jonan High School. 
I am now the twenty fourth principal of Jonan High School. Therefore, one of my dreams has come true. Why did I want to become the principal of Jonan, when there are so many other high schools? I believe that  Jonan High School”s motto  進取 , 明朗 , 端正 - are the best in the world.  

 

 まずは、前半ここまで。では、私が言ったことの要約を、前後左右の人と相談して、確認してください。前後左右に誰とも話していない人がいたら、声をかけてください。1分間です。どうぞ、ざわついてください。

 はい、1分経ちました。では、どなたにお願いしましょうか?
前に座っているのは3年生ですよね?3年1組1番の方、お願いします。
言ってみてください。 
(ここで、3年1組1番浅尾君のすばらしい発表) 
 ありがとうございました。皆さん、浅尾君の勇気に拍手をお願いします。
 今、彼が言ってくれた通り、城南高校の校長になるというのは私の夢のひとつでした。その点ではマイ ドリームズ カム トゥルーです。私がなぜ、城南の校長になりたかったのかといえば、それは城南高校が掲げる教育の理想、「進取、明朗、端正」が、世界一すばらしい、人生を生きていくうえでの指針であると思うからです。
 では、続けます。後半です。よく聞いてください。また、指名します。


Time will always pass.  The world changes every moment.  As long as we live, we have to change day by day.  We are always changing.
Our school ideal of 進取,  means that we should always read ahead and run ahead.
In the beginning of this year, I have a message to send to everyone.
Always look forward ,Always look forward--- 先駆ける城南.

 
後半は、以上です。はい、では周囲の人と要約を確認をしてください。1分間です。
1分経ちました。では、3年10組1番の方、お願いします。
(ここで、3年10組1番江崎君のすばらしい発表)
ありがとうございました。皆さん、拍手をお願いします。
 今、江崎君が言ってくれた通り、常に時は過ぎ去り、一瞬も留まることがありません。日本の古典でいう「無常」です。
 私たちは常に変化の中にあり、明日の自分がどうあるべきか、どう変わっていくべきかを考え、明日の自分を創り出すのは、ほかならぬ自分自身です。
 進取とは明日の自分を創り出すために「常に先を読み、先を走れ」ということだと思います。
 そして、先を読むためには、周囲の全てのことから学ばなければなりません。学ぶことによって新しい世界が拓けます。
 学ぶことは楽しいものです。城南高校では、学ぶ楽しさを全身で感じてほしいと願っています。
 always look  forwad 「先駆ける城南」 これを今年度の行動目標にしたいと思います。皆さんが、授業、学校行事、部活動、あらゆる場面で先駆けて行動することを期待します。

 さて、ここからはまた別の視点からの話です。今日のやり方いかがでしたか?
皆さん一生懸命聞いていましたね。自分が当たるかもしれない、発表しなければならないかもしれない、という状況になる、つまり、アウトプットの立場に立たされたとき、人間は脳が一気に開き、情報を含めて真剣に取り込もうとします。そして自分が表現するために、人が話した内容を、自分の脳というフィルターを通し自分の言葉で再構成します。このとき初めて、人の話した内容は知識として自分の中に定着します。
 これがいわゆる「主体的・対話的で深い学び」というものです。もし、今日私が一方的に話すだけだけだったら、私の言葉はツルツルと表面を滑って流れていくだけで、実は誰も聞いていないということにもなりかねません。
 言い換えれば、人に説明できて初めて、学びは自分のものになる、ということです。
 この「主体的・対話的で深い学び」が皆さんの学びの質を向上させます。
 「先駆ける城南生」としては、受け身で学ぶのではなく、自分から能動的に学び、あらゆる場面でアウトプットする、アクティブラーナーであることを、教室でアクティブラーニングが展開されることを期待しています。
                                                              
 以上が、始業式式辞です。
 始業式の式辞を、いわゆるアクティブラーニングで、英語のスピーチを交えてする、というのは私にとってこの上なくチャレンジングなことでしたが、壇上から見ていると、体育館が生徒800人が入っている教室のようでした。
 発表はさすが城南生!見事に期待にこたえてくれました。こんな城南生と過ごす時間を与えていただいたことに、心から感謝しています。

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