
第63回入学式「校長式辞」より
令和8年4月1日
福岡県立城南高等学校
第29代校長 後藤 貴
福岡県立城南高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
また、平素より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
本校は、昭和39年の創立以来、校訓「進取 明朗 端正」のもと、広く社会に貢献する人材の育成に努めてまいりました。卒業生は2万5千名を超え、本年度、創立63年目を迎えます。
本校では、平成7年度に本校独自のキャリア教育として開始した「ドリカムプラン」を教育活動の柱としております。この取組は、我が国のキャリア教育の先駆けとして全国的にも注目され、現行の学習指導要領にも大きな影響を与えてきました。「自分の人生を何に使うのか」「自分はどう生きるのか」を問い続ける学びを通して、生徒一人ひとりが主体的に進路や人生を切り拓く力を育んでいます。
また、本校は平成22年度より文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、先進的な理数教育や探究活動に取り組んでまいりました。これまで、環境・エネルギー問題やデータサイエンスなど、時代の課題に応じた研究と教育実践を積み重ね、現在は第4期指定校として、「数理・データサイエンスからイノベーションを創出し、国際社会で活躍する科学技術人材の育成」をテーマに、高大連携や国際交流を含めた教育活動を推進しています。
学校設定科目である「理数ゼミ」や「ESD探究」をはじめ、本校では探究的な学びを重視しています。さらに、「即興型英語ディベート」など、生徒が主体となって取り組む活動も充実しており、課題を発見し、多様な他者と協働しながら解決する力の育成を目指しています。
加えて、昨年度からは学習評価の改善にも取り組んでいます。単元ごとの学習の到達度を確認するとともに、思考力・判断力・表現力を育成する課題や評価を組み合わせることで、生徒一人ひとりが見通しを持ち、主体的に学習に取り組めるよう工夫しています。こうした取組を通して、生徒の学力向上と進路実現を目指しております。また、授業時間を45分に見直し、放課後の時間にゆとりを持たせることで、学習や部活動、学校行事、仲間や教員との対話など、豊かな学校生活につながる環境づくりを進めています。
これからも本校は、生徒一人ひとりが失敗を恐れず挑戦し、自ら考え、行動し、社会に貢献できる力を育めるよう、学校全体で教育活動の充実に努めてまいります。そして、生徒・保護者・同窓生・地域の皆様に誇りに思っていただける学校づくりを進めてまいります。
今後とも、本校への温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。