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 卒業式

平成27年度 第50回 福岡県立城南高等学校 卒業証書授与式


  



学校長式辞


 吹き渡る風にも早春の気配満ちゆく、今日の佳き日に、県教育委員会をはじめ、多数のご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、城南高等学校第五十回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、本校教職員・生徒一同、誠に光栄であり、心から感謝申し上げます。

  五十期生三百九十六名の皆さん、卒業おめでとうございます。これまでの皆さんの努力と研鑽を心から讃えたいと思います。また、この日まで長きにわたって皆さんの勉学を支え励ましてこられた保護者の方々に対しても、ここに深く敬意を表します。

本日のこの喜びは、卒業生の皆さんのたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありませんが、これまで皆さんを慈しみ育ててこられた、ご家族をはじめ、多くの方々の愛情とご支援のおかげでもあります。「生きていることは、誰かに借りをつくること。生きていくということは、その借りを返すこと」という言葉がありますが、この人生の節目に当たり、お世話なった方々へ素直に感謝の気持ちを伝えてもらいたいと思います。

 三年前の入学式で「未見の我」ということを述べました。「未見の我」とは「未だ見たことのなかった自分」すなわち、人は誰でも自らの中にいまだ知らない可能性を持っているということです。皆さんは、それぞれが目標を定め、この学舎で学業、部活動、学校行事、生徒会活動など目の前の一つ一つに誠実に向き合い、自分のベストを尽くしてきました。その日々の真摯な生き方の積み重ねによって、皆さん一人ひとりがそれぞれの「未見の我」を見つけたものと確信しています。「未見の我」と出会った皆さんのリーダーシップとフォロワーシップのお陰で、城南祭や体育大会などの多彩な行事も大変充実したものとなり、本校の新しい歴史の一ページを築いてくれたことを大変、誇りに思っています。

 「人は物語を紡ぐ」と言われます。皆さんの人生のストーリーは、これからどのように展開するのでしょうか。確かなことは物語の主人公は間違いなく皆さんであり、誰も皆さんの代役は果たせないということです。本校での日々、ここにいる仲間たちと支え合い、喜びも悲しみも分かち合う中で自分という存在を確かめてきたはずです。時には葛藤もあったかもしれません。しかしそれも、いつの日か、皆さんの物語にとっては欠かせない、青春時代の一頁を彩る懐かしい一場面となると思います。人生のストーリーには道が必要です。パナソニックの創始者松下幸之助氏の言葉に「春が来た。夏が来て秋が来て、冬が来てまた春が来た。同じことの繰り返しのように見えるけれども、木々は一回り大きくなった。それぞれにそれだけ成長している。決して同じではない、繰り返しではない」とあります。本校での思いは誰しも違います。皆さん一人ひとりの貴重な経験がそれぞれの成長を生み、人格を形成し、そして皆さんにしか歩めない道をつくっています。。他の人には歩めない、自分だけの道です。この道は広いときもあれば狭いときもある。上りもあれば下りもあるでしょう。本校でいろいろな力を鍛えてきた皆さん。自らの力を信じ、自らの人生のかけがえのない道を、これからも懸命に歩み続けてください。

さて、今日グローバル化や少子高齢化が急速に進展し、国内外に様々な問題が山積しています。社会の仕組みが大きく変容し、これまでの価値観が根本的に見直されつつあります。このような時代に生き、未知の時代を切り拓いていくためには、生涯にわたって主体的に学び続ける力が重要となります。  

「学ぶ」ということは、単に知識を得ることではありません。この変化の時代には過去の延長線上でものを考えたり、問題を解決するのは難しくなります。新たな状況を自らの頭で理解し、問題を解決する力が求められるとともに、人間力を向上させ、自らを律し人として成長していくことが必要です。どうか生涯にわたって、学ぶ心を忘れず、絶えず知性を磨き、社会のために、力を尽くしてもらいたいと願っています。

 また、このような時代だからこそ、我々一人ひとりの「思い」、言い換えれば「価値観」や「人生観」が重要な意味を持つと考えます。明確でぶれない価値観や人生観を支えるためには「自らが問題意識を持つ」ということが極めて重要な出発点であり、問題意識を持っていない人からは、問題を解決するための行動は、決して生まれてはきません。社会に貢献するあるいは社会を支えて行くためのエネルギーの淵源は、全て「自らの問題意識」にあるのです。

 今後、人生の壁に突き当たって悩んだりすることがあるかもしれません。その時に、自分の価値観や人生観に基づいた確たる「座標軸」があれば、困難な状況を乗り越える拠り所となるはずです。本日卒業される皆さんには是非、本校で学んだこと、いろいろな試練を乗り切った経験をもとにして、自らの「座標軸」を再構築して下さい。

皆さんには、困難に打ち克ち、厳しい現実を変革していくエネルギーと可能性があります。目先の結果ばかりに一喜一憂せず、長期にわたる目標を持ち、何事にも挑戦して下さい。様々な挑戦はリスクを伴うかもしれません。しかしながら、南極の海に真っ先に飛び込む「ファーストペンギン」となり、時代をリードする先駆者を目指してほしいと思います

。失敗や挫折を恐れることなく挑戦し続けることこそが、未来を切り拓くと信じ、更なる飛躍を遂げて下さい。

 終わりに当たり、保護者の皆様には、この三年間、本校の教育活動に絶大なるご理解とご協力を賜りましたことに心から感謝申し上げます。私たち教職員一同は、これまで全力を傾注して指導にあたり、また、ともに学んで参りました。前途有為な皆さんとともに三年間同じ学舎で過ごせたことに感謝しつつ、皆さんを送り出すことができます。それでは卒業生の皆さんの洋々たる前途が健やかで幸多きことを心から祈念して、式辞といたします。

      

                                        平成二十八年三月一日

 

                                        福岡県立城南高等学校長 井上拓夫
 

 卒業証書授与 総代 

在校生   送辞








卒業生 答辞

校歌斉唱 






 

 

 

 

各クラス最後のホームルーム風景

 
 

 


 


 


 

 

   

   

   

   

















 

 

 

 



 


 


 


 

 


 


 

 

 


 

     
     


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