福岡県立城南高等学校

スーパーサイエンスハイスクール

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令和5年度 第3学年 理数コース 「数ゼミⅢ」について

本校理数コースでは、学校設定科目として「理数ゼミ」が実施されています。この科目の目的は、探究の方法を観察・実験・実習を通して習得すること、また、これらを通して科学的・創造的思考力を養うこと。さらに様々な問題を主体的に解決しようとする「実践的な態度」を育むことです。以下に各学年の理数ゼミの様子を紹介します。

3年の理数ゼミⅢでは、昨年度の中間発表でいただいたアドバイスを元に、更なる研究の深化のため追加データの収集や追実験に取り組んでいます。また,同時進行で研究論文の作成と6月に行われる最終発表に向けたポスター作成を行っています。今後は英語発表に向けた準備も随時行っていきます。

                                

                                   論文作成の様子(3年)























令和4年度 第3学年 理数コース 数ゼミⅢ 英語ポスター発表会

 9月26日(月)の6,7限の理数ゼミⅢの授業において、英語ポスター発表会を実施しました。この発表会は、1年時から取り組んできた課題研究の内容を英語でポスターにまとめ、英語で発表するという活動です。それぞれの研究で用いられる専門用語を英語で表現し、英語科の先生方やALTの先生にもご指導いただきながら、研究内容を英語でポスターにまとめました。さらに英語での発表原稿を作成し、繰り返し発表練習を行ってきました。どの班も日本語から英語に翻訳することや英語での発音に大変苦労していましたが、班員と協力し、試行錯誤を繰り返しなら発表会当日を迎えました。

 発表会当日は、昨年度の先端技術体験講座でお世話になった九州産業大学と福岡大学の母国語が日本語でない留学生の方々にご参加いただきました。また、1,2年生の理数コースの生徒や本校の先生方にも参加してもらいました。

 発表会では開会行事の司会や挨拶も全て英語で行いました。生徒達の様子に緊張も見られましたが、準備期間の成果を発揮して、懸命に英語で伝えていました。また、ご参加いただいた留学生の方々や先生方からの英語での質問に対して、英語で返答する場面もありました。英語での発表は難しい挑戦であったと思います。しかし、大学進学後、研究者としての道を歩む上で経験するであろう学会等での発表を見据えた今回の挑戦は、大変貴重な体験となりました。困難な課題に挑戦することの大切さと、それを乗り越えたときの充実感を体験した一日となりました。

                            

    発表会練習の様子  

                

     発表会全体の様子               発表や質疑応答の様子







































令和4年度 第3学年 数ゼミ・ESD探究 研究発表会

622日(水)5〜7限に「理数ゼミ・ESD探究」研究発表会を実施しました。3年のESD探究は、下記のように7つの大テーマ、9つの傘に分かれ、数多くのグループ研究と幾つかの個人研究に、3年間をかけて取り組んできました。

傘2”Engineering”      傘3”Education”  傘4”Motion”  傘5”Ecology & Economy”    傘6・7”Life”

傘8・9”Culture”   傘10”Health”

昨年12月に実施した中間発表会で得た助言などを元に手直しをし、Googleスライドを使用して、今回の最終発表会の研究ポスターを作成しました。全員が発表を1人で行いましたが、これまで自分達が研究してきた内容は完全に頭に入っており、原稿など持たず慣れた様子で発表している姿は自信に溢れ、頼もしさを感じました。マスクを付けての発表は話す側も聴く側も不自由さを感じる部分もありましたが、話す側は聞きやすいように抑揚を付けるなどの工夫をして発表をし、聞く側は身を乗り出して聞きながらメモをとるなど、会場が一体となって発表会を作り上げていました。


          

                           本年度は多目的ホールと体育館に分かれて実施しました。


理数ゼミの発表では、堂々とした姿で発表を行い、これまでの研究の成果をしっかりと伝えられていました。また、ポスターだけでなく、成果物等を見せながら発表を行っている班もあり、生徒達の意気込みが伝わってきました。この発表会には、理数コース独自の活動である「先端技術体験講座」で昨年度お世話になった九州産業大学の先生方にもお越しいただき、評価していただきました。どの発表も生徒達が仮説、検証を繰り返した試行錯誤の過程が感じられて、非常に良いと評価をいただきました。

化粧品に含まれる鉄イオンの定量を行った研究では、鉄イオンを定量するために化粧品から目的の物質以外を取り除く前処理が必要であり、身近な物を用いた実験の難しさを痛感したようでした。また、ヒット曲の歌詞分析を行っている班では、この研究を通して、プログラミングの学習を進めていき、最終的には、歌謡曲の歌詞から最近の曲と昔の曲を判別するプログラムを自分達で作成することが出来ました。

生徒の感想には、5分間という限られた時間の中で自分達が行ってきたことを上手に伝える難しさを感じたことや大学の先生方からの助言をいただけたこと、様々な発表を聞いて刺激を受けたことなど多くの学びを得たことが記されていました。今後は、研究論文の作成と英語によるポスター発表に向けての準備を行っていきます。

              

    大学の先生方からも助言をいただきました     一年生もしっかり参加しています



































































令和4年度 数コース 学校設定科目「理数ゼミⅠ・Ⅱ・Ⅲ」について

本校理数コースでは、学校設定科目として「理数ゼミ」が実施されています。この科目の目的は、探究の方法を観察・実験・実習を通して習得すること、また、これらを通して科学的・創造的思考力を養うこと。さらに様々な問題を主体的に解決しようとする「実践的な態度」を育むことです。以下に各学年の理数ゼミの様子を紹介します。

1年の理数ゼミの授業では、2年次で行う課題研究に向けた基礎実験を行っています。エクセルでの表計算演習、実験の基本操作、実験器具の使い方など、課題研究を進めていく際に必要となるスキルの習得を目指しています。

 2年の理数ゼミの授業では、1年次の基礎実習を土台として研究課題の設定に取り組んでいます。今後は大学の先生方からご指導やご助言をいただきながら予備実験を重ね、研究内容や研究方法をより詳細に決定していく予定です。

 3年の理数ゼミⅢの授業では、昨年度の中間発表を経て、更なる研究の改善やデータ収集のための追実験に取り組んでいます。また、6月に行われる発表会に向けて、ポスター作成や発表準備を進めています。今後は、研究論文を完成させ、外部のコンテストに応募する予定です。


              

   化学の計算に取り組む様子(1年)    紙の吸音の実験(2年)     論文作成の様子(3年) 






































































令和3年度 テレビ会議(SSH講演会) 理数コース第3学年(各学年希望者)


1018日(月)に3年生理数コース生徒及び、各学年の希望者を対象としたテレビ会議が実施されました。九州大学大学院工学研究院のハザリカ・へマンタ先生に「産業副産物由来の材料とそれらの戸建て住宅の地震防災対策へ適用」という演題で、講義をしていただきました。地震によって戸建て住宅に深刻な被害を及ぼす液状化を、廃タイヤを細かく砕いたチップを土壌に含ませることで、軽減させるという研究についてお話していただきました。講義も資料も全て「英語」で準備していただき、質問も謝辞も全て「英語」で実施しました。生徒たちは、高度な研究内容と英語という2つのハードルをクリアするために、必死に単語を調べ、講義を聞いていました。この研究は産業副産物のリサイクルといった環境にも配慮された研究で、多くの人に恩恵をもたらす、研究の本質を知ることができた一日でした。


             

    講演会の様子                  資料も全て英語です

             

   疑問点を積極的に質問しました     講義を振り返り議論中です






























令和3年度 理数ゼミⅡ 研究発表会(英語による発表)


 712日(月)6,7限の理数ゼミの授業において、英語での研究発表会を実施しました。この研究発表会は、昨年度実施した「先端技術体験講座」での実習内容を英語で発表するという内容です。

 日本語でさえ理解することが難しい専門性の高い研究内容をポスターにまとめ、英語の発表原稿を作成し、発表練習を行ってきました。どの班も協力し、試行錯誤を繰り返しながら発表会当日を迎えました。

                               

                                発表準備の様子

 発表会当日は、昨年度の先端技術体験講座でご指導いただいた九州大学の先生方や、母国語が日本語でない九州大学の留学生にもZoomでご参加いただきました。また、1,2年生の理数コースの生徒にも参加してもらいました。

 発表会では緊張も見られましたが、準備期間の成果を発揮して、懸命に英語で伝えていました。また、ご参加いただいた九州大学の方々からの英語での質問に対して、英語で返答する場面もありました。英語での発表は難しい挑戦であったと思います。しかし、大学や学会での発表を見据えた今回の挑戦は、大変貴重な体験となりました。閉会行事での生徒たちの表情は、達成感と充実感に満ちたものでした。困難な課題に挑戦することの大切さと、それを乗り越えたときの充実感を体験した一日となりました。

             

             開会行事の様子         発表者の様子

            

                    発表後の質疑応答













































令和2年度 第3学年 理数コース 「オンライン講義」

 

1019()6,7限目に九州大学大学院芸術工学研究院デザインストラテジー部門のホールマイケル先生に英語のオンライン講義をしていただきました。現在および将来の環境問題やそのリスクについてお話いただき、その後グループディスカッションを行って代表者が意見を発表しました。これから起こり得る環境問題とその解決方法について、皆真剣に考え、英語で発表も積極的に行っていました。また、意欲的に質問する生徒も多く、充実した時間となりました。

リフレクションの中で「環境問題についてもっと自分で調べてみたい」「今すぐ自分にできること(節水など)を実行したい」という意見が多くあり、環境問題についてより身近に自分事に考えられる良い機会となりました。

 

        


  





 

理数ゼミⅡ(第3学年)


令和元年度 理数ゼミⅡ(理数コース3年)

 令和元年7月16日(火)に「理数ゼミⅡ研究発表会」を行いました。昨年度、理数ゼミⅠ「先端技術体験講座」で行った研究内容をもとに、ポスターセッション形式で行いました。時間の限り、精いっぱい準備を行ったうえで、司会進行や計時、挨拶も含め発表・質疑応答の全てを英語で行いました。理数コース1・2年生および普通クラスの生徒や本校の先生方、保護者の方々をお招きし、実施しました。少しでも理解してもらえるよう日本語プリントを準備し、ジェスチャーを交えながらポスターを指し示し、丁寧に発表を行うことができました。

 

ポスター・タイトル一覧
1. Muon showers from the sky
2. The flower pattern on the magnet
3. Protect the earth by miracle powder
4. To measure speed of ion in the all solid lithium-ion rechargeable battery
5. Research on metals that are suitable for nuclear fusion reactors using a hydrogen irradiation experiment
6. The hero of global warming ~Decomposition of CO2 using plasma~
7. Locating tracking and removing space debris
8. Experiment of Randomness of Double pendulum

 

    

 

 

平成30年度 テレビ会議

 理数ゼミⅡの授業での取り組みとして、テレビ会議を行いました。(平成30年9月26日実施)
 本年度は、インターネット回線によるテレビ会議システムを利用してアメリカ合衆国カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所と接続し、石松 拓人氏による講義を受講しました。リアルタイムで海外と接続し、そこで働く研究者の方の講義が受けられるという経験は,生徒の関心の非常に高いものでした。全て英語を用いての講義でしたが、お互いにコミュニケーションを取りながら、火星探査、宇宙開発など大変興味深いお話を聞くことができました。


    

 

                    

 

 

平成30年度 理数ゼミⅡ(理数コース3年)

平成30年7月10日に「理数ゼミⅡ研究発表会」を行いました。昨年度の先端技術体験講座で行った研究内容をもとに、英語でのポスターセッションです。


    

【ポスタータイトル一覧】
1「Daily Exposure」
2.「Making stablized zirconia and measuring its potential for heat-resistance.」
3.「To prevent accidents at nuclear power plants」
4.「Electro-optic effect and signal modulation」
5.「Light and strong carbon fiber」
6-A.「Face Space Telescope (FST)」
6-B.「Mirror Integrated Reflection Array」
7.「Protect the city!」
8.「Let's catch the molecule」


    

司会や進行、指示も全て英語!の発表会でしたが、わかりやすい資料を用意したり、難しい用語を丁寧に説明したりと、生徒それぞれの工夫が多々あり、活発な発表会となりました。

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